ABBYY FlexiCapture
AIが実現する、企業向けの文書自動化
ABBYY FlexiCaptureとは?
ABBYY FlexiCapture は、単なるインテリジェントなデータキャプチャ・抽出ソリューションではなく、最高水準の人工知能(AI)、自然言語処理(NLP)、機械学習(ML)、高度な認識(AI OCR)機能を1つの企業規模の文書自動化プラットフォームに統合し、ビジネス文書からすべてのデータを変換してくれるソリューションなのです。
FlexiCaptureは、企業が文書処理を自動化するためのソリューションです。グローバル企業はより迅速な電子申請処理、タッチレス処理、コスト削減、プロセスの可視化を実現することができます。フォーマットや言語、サーバー、ステーション、仮想環境といったFlexiCaptureの仕様については詳細をご覧ください。
オンプレミス
クラウド
SDK
世界中の 1万人以上のお客様 から信頼を獲得
今、ここから始まるエンタープライズ・オートメーション
企業内の文書自動化は、目的に特化された総合的なAIプラットフォームから始まります。このプラットフォームは、正しい情報の取得、処理、検証を行い、重要な作業プロセスですぐに使える状態にします。
スマートな意思決定、スムーズな処理、迅速なアクション
予測、管理、コンプライアンス
インテリジェントなデータ抽出
データの検証と管理
クラウドでも利用可能
ABBYY、プロセスの標準化を通じてDHLの取引コスト削減をサポート
効率アップ
の軽減
(デジタル・トランスフォーメーション)の実現
FlexiCaptureによる文書自動化 - その仕組み
- データ入力
- 分類と認識
- データの抽出と検証
データ入力
分類と認識
深層学習を活用した最新の文書分類技術を使用することで、運転免許証、銀行取引明細書、契約書、請求書などの様々な文書を効果的に分類できます。さらに、テキストの内容や画像パターンに基づいて、カスタムのサブカテゴリ(例:業者Aからの請求書、業者Bからの請求書など)も作成できます。これにより、効率的な分類がされ高度な文書管理が可能になります。
文書画像は、複数ページのドキュメントとしてまとめられます。
データの抽出と検証
文書の内容とデータは、自動的に抽出、検証されます。FlexiCaptureは、高精度のOCR/ICR/OMRおよびバーコード認識を使用しています。また、データベースとの比較や組み込まれた検証ルールに従い自動検証をおこないます。
検証ステーションでは、抽出されたフィールドが元の文書のフィールドと一致するかどうかをチェックすることができます。
ABBYY FlexiCapture の詳細
ABBYY FlexiCaptureの製品提供状況、技術、アーキテクチャ、およびカスタマイズ可能な機能について詳細を学びましょう。
製品のメリット
- 複数の導入オプション
FlexiCaptureは、お客様にとって最適な環境で実行できます。オンプレミでもクラウド環境でも導入でき、どちらにも対応する構成が用意されています。ABBYY FlexiCapture Cloud サービスは、Microsoft Azure 上で動作し、そのセキュリティとデータ保護を活用し、使用する地理的な地域を選択できます。
- セキュリティ機能
ABBYY FlexiCapture Cloudは、クラウドネイティブなセキュリティ機能を備えています。これらは、インフラレイヤーとプラットフォームレイヤーのいずれにも関連しています。この製品は、SOC2 Type 1によって認証されており、TSP Section 100の基準に従って安全性と機密性が確保されています。2017年版の安全性、可用性、プロセスの規範、機密性およびプライバシーのためのTrustサービス原則(2017 Trust Services Criteria for Security, Availability, Processing Integrity, Confidentiality:AICPA)、および Trustサービス原則(Trust Services Criteria)を満たしています。 監査報告書は、PricewaterhouseCoopers Germanyによって作成されました。
- APIと統合
ABBYY FlexiCapture Cloudに搭載されたREST APIを使用して、システム統合を行うことができます。REST API は、文書のアップロードやデータ抽出の結果を外部システムが受け取れるようにサポートします。また、抽出結果に関してのフィードバックを与えることにより、FlexiCaptureに学習させ、各ユーザー独自の検証も可能となります。
- マルチレベルの文書の分類と処理
FlexiCaptureでは、文書を理解し、仕分けし、処理する作業は、最新の機械学習メソッドを使用してトレーニングされたAIベースの分類ソフトウェアによって自動化されています。FlexiCaptureでは、定型文書、準定型文書(請求書、税務書類、要望書、添付文書など)、あるいは通信文や契約書といった完全に構造化されていない非定型文書であっても処理、分類するので、文書の処理コストを低減し、処理速度を高めることが可能です。手作業によるソートやラベル付けは不要となります。
- 自然言語処理(NLP)
自然言語処理(NLP)技術を搭載する最新版のFlexiCaptureは、キャプチャ機能が拡張され、、契約書、リース契約書、や同意書、そしてEメールなどの非定型文書を読み取れるようになりました。NLP技術を使うことで、これまでマニュアル入力が必要だった作業も自動化が可能となります。これによって業務用ソフトウェアに必要な文書データを迅速に供給することができ、時間、費用、労働力を節約することができます。ユーザーからのフィードバックに基づきNLPモデルを継続的に学習させてデータ抽出品質を向上させることで、検証にかかるコストや時間を削減します。
- 継続的学習
新しい自動学習機能は、継続的に発生するシステム保守コストを削減し、生産性を向上させます。この技術により、ユーザーはフレキシブルな文書レイアウトや誤ったデータ抽出位置をシステムに学習させることができる一方で、管理者には自動学習の結果を編集したり、微調整または破棄したりするための完全なコントロールが保たれます。本システムは、ABBYYの先進の機械学習や人工知能(AI)を用いたAI OCR技術、NLP(自然言語処理)を活用し、ユーザーからのフィードバックに基づいて継続的に学習と改善を行います。
技術と能力
- 分類技術
一般的に、業務で利用する情報やデータは、その書式と内容によって分類することができ、それによって情報主導のプロセスを最適化することが可能です。仕分け、分類の技術としては、AI技術の一つであるディープラーニング、畳み込みニューラルネットワーク(CNN)を用いています。画像を含むすべての文書形式を検知し、文書を外観やパターン、そして統計的なテキスト解析、意味解析に基づき、テキスト分類し、仕分けします。ABBYY FlexiCapture を通じて、ユーザーはこれらの技術を個別にまたは同時に利用して、より迅速な応答時間と意思決定をすることができるようになります。
- 画像処理
ABBYYの画質改善機能により、AI OCR処理を最適化するために、モバイル機器から取り込まれた画像を自動的に改善します。これは、謄本や身分証明証、運搬の確認証のような複雑な背景をともなった書類の処理作業には、欠かせないシステムであり、AI OCR処理のために画像を自動で最適化し、または画像品質が悪い場合には、迅速にフィードバックを提供します。自動クロップや、背景の白地化、画質の査定、および多様な画像のソースに適応したユーザーに合わせたカスタムプロファイルの作成といった機能は、画質やソースに関係なく、すべての文書に対する処理をサポートしています。
- 手書きOCR (ICR)
FlexiCaptureは、高度なICR技術により手書きのデータを認識します。入力フィールド内や、記号、あるいは文書内の全テキストから手書きのデータを抽出します。請求書や領収書をはじめ、問診票、処方箋、申請書、保険金請求、インボイス、その他の財務書類や輸送関連書類など、幅広い文書に対応しています。 内蔵されたAI技術により、文書処理の迅速化と認識レベルの向上を実現しています。
- 拡張性とパフォーマンス
FlexiCapture は垂直・水平の両方向に拡張することができ、大量かつ高速な文書処理にも対応します。1日に100万以上の文書を処理する場合も、1分で2,000ページを処理する場合も、FlexiCapture のアーキテクチャは処理要件に合わせてスケーリングできます。集中管理された構成と管理によって、マルチサーバーインストール、分散型インフラ、およびオペレーターを制御できます。
- マルチテナント
マルチテナント機能では、安全で独立したテナント環境を作成して、共通のポリシーをさまざまな異なるユーザーに適用します。少ない設定時間で複数のワークグループに及ぶデータを保護するために、安全な中央集中型の管理ツールと個別のライセンスを提供します。
- 文書の種類
FlexiCapture はAIを用いた高度な文書分析を使用して、読み取りの難しいテキストでも、紙やデジタル文書(スプレッドシート、画像、ロゴなど)および文書内の異なるエリアで正確にその種類を検出します。Word、Excel、PDF、電子メール本文、スキャンされた画像、およびその他のデジタル文書を同じフローで処理できます。
統合、管理、カスタマイズ、およびその他
- サービスレベルアグリーメント(SLA)とサポート
SLAモニタリング機能により、サービス・レベル・アグリーメントのモニタリングと分析を行い、システムが指定された時間枠内で最適な結果を提供していることを確認します。文書の処理段階に優先順位を設定し、キュー内の文書の順序を変更することで、必要なタイムスケールを短縮します。標準的なレポートとダッシュボードでシステムが確実に結果を出していることを確認しながら、データ処理とタイミングの要件を満たします。
- データ保護
ドキュメント内の様々な機密データは、交換や検証を行うオペレーターのアクセス権限に応じて、異なる方法で隠ぺいすることができます。HTTPS は、ユーザーとサーバー間で双方向の暗号化を提供し、データの傍受や改ざん攻撃から保護します。
- モニタリングおよび解析
文書処理作業の流れを分析し、リソースの最適化または優先順位付けによりパフォーマンスを調整することで、重要なパフォーマンス指標による経営目標を達成することができます。 ABBYYのウェアハウス機能により各種処理ステージから収集されたデータを変換して、様々な関係性を表示することが可能です。この機能により、レポートの作成のほか、処理作業が会社のSLAや検証にかかる時間など処理品質に見合うかどうかを分析できます。
- 管理
最新のコマンドラインインターフェース(CLI)を搭載したことで、複数の地点に分散された環境でも、簡単に運用管理を行えるようになります。これにより、複数の異なる製品のセットアップや同期の設定を行ったり、機械学習の成果を他の全てのプロジェクトにも展開したりすることができます。現存のプロジェクトのバックアップや再構築も容易に行えます。
- 統合
FlexiCaptureの堅牢なAPIとスクリプトプログラムにより、システム間でのデータ連携、統合が可能となります。UiPath・BluePrism・Pega・Appian・M-Files・Laserfiche・Automation Anywhere・NX ManagerおよびMS GRAPH Rest APIを介したExchange 365などのコネクタも利用可能です。SFTPサーバーを用いて安全な接続でファイルを転送し、JSON形式のファイルとしてデータをエクスポートして保存できます。
- マルチチャネルデータ入力
マルチチャネルデータ入力により、複数のソース(MFP・ネットワークスキャナ・電子メール・FTP・Webポスト・ホットフォルダ・モバイル機器など)から届く紙やデジタルの文書をすべてひとつのフローで処理します。
- モバイルキャプチャ
データ入力にモバイル機器やその他の文書ソースを使用することで、データの可用性と処理速度を向上します。画像補正ツールによって高品質のモバイル機器からのアップロードを保証します。画像が正しくアップロードされ、処理されると確認レポートが発行されます。AIを活用した先進的なモバイル画像処理を提供するABBYYのSDKを活用することで、より良い精度が得られ、適切なモバイルおよびキャプチャワークフローが構築できます。
- 視覚化
重要なパラメータ(リソース、パフォーマンス、精度)の監視ツールとレポート機能により、工程の透明性と予測性を提供すると共に、管理者に改善の機会となる見識をもたらします。
- すぐに使える SMB ・エンタープライズ向けソリューション
- どこからでもアクセス可能
HTML5を使用したFlexiCaptureのウェブステーションは、Chrome®やFirefox®をはじめ、Edgeやその他のブラウザにも対応しています。対応しているウェブインターフェースを用いることで、世界各地に分散されたビジネスプロセスを、リモート環境下で管理することができます。このインターフェースは、どこからでもアクセス可能で、メンテナンスも容易です。
文書仕分け、分類の自動化
AI OCR、最新の深層学習を活用した文書分類技術により、文書をさまざまな種類(運転免許証、銀行取引明細、税務書類、契約書、請求書等)やバリエーション(異なる取引先の請求書など)に仕分けすることが可能です。FlexiCaptureは、画像・テキストまたはルールに基づく仕分けを段階的に用いることで、パフォーマンスの向上を図ることができ、手作業による確認を減らすことが可能です。
- クイックスタート
- どこからでもアクセス可能
- 文書仕分け、分類の自動化
- スキャンと仕分け(分類)
- 認識と抽出
- 自動補正とデータ検証
- 文書画像の補正
- 検証
- エクスポートルール
- ウェブサービスAPI
柔軟な文書処理ワークフローのカスタマイズ機能
FlexiCaptureを使用すると、特定の社内またはアウトソーシングされたビジネスシナリオの要件を満たすアプリケーションを簡単に作成できます。FlexiCaptureのカスタマイズスクリプトとWebサービスAPIにより、企業は特定のニーズに合わせて処理段階やデータルーティングをカスタマイズできます。
- スキャンと仕分け(分類)
FlexiCapture では、スキャンおよび仕分けステージのカスタマイズにスクリプト機能をご利用いただけます。特別なアクションや規制に従えるように、スキャン/仕分けツールを追加することが不可欠な場合には、このスクリプト機能でカスタマイズ可能です。
- 認識と抽出
スクリプト処理により、認識ステージで文書フィールドの任意の箇所を外部 OCR/ICR エンジンに認識させるようカスタマイズすることができます。認識ステージには、文書・文書セット・テキストのアセンブリ、データ抽出が含まれ、カスタムシナリオに合わせることができます。
- 自動補正とデータ検証
自動補正スクリプトでは、認識後に自動的に起動し、認識フィールドのデータを自動で置換または変更することが可能です。データ検証スクリプトでは、例えば辞書や候補文字記号のカスタムセットによる)データの検証と正規化(アルゴリズムを定義するルールを作成します。
- 文書画像の補正
文書定義プロパティの標準アセンブリルールとは対照的に、カスタムスクリプトは、ユーザー定義のルールに基づいて文書を文書セットに組み立てることで、ドキュメント画像の補正に柔軟性をもたらします。
- 検証
カスタマイズされた検証プロセスでは、スクリプトが文書固有の機能の制御を追加したり、特定のプロジェクト用にソフトウェアの動作を変更したり、バッチ、文書、フィールドが処理されるときに発生するいくつかのイベントに対して自動的に起動したりします。
- エクスポートルール
処理されたデータはすべて、さらなるデータ活用のためにさまざまな形式にエクスポートできます。スクリプト可能なエクスポートでカスタムエクスポートモジュールを作成し、ECM、CRM、ERPシステムなどの外部アプリケーションにデータや画像を直接出力できます。
- ウェブサービスAPI
ウェブサービスAPI は、FlexiCaptureに文書を送ってインデックス化・仕分け・データ抽出をさせ、外部でのカスタムアプリケーションの開発やモジュールのインポートを実現可能とします。外部アプリケーションがキャプチャしたデータは、HTTPまたはHTTPSプロトコルを通じてFlexiCaptureの処理サーバーへ転送可能です。スクリプトを使って、カスタム シナリオ、ステージ、ユーザーロール、デザイン(ボタン、メニューのおよびツールバー)を適用し、FlexiCapture ウェブステーションをバックエンド システムへ統合することができます。
主要なRPAおよびワークフロー自動化システムとの緊密な統合
UiPath
Blue Prism
Automation Anywhere
Laserfiche
Pegasystems
クラウドの可用性
複数の導入オプション
FlexiCaptureは、お客様の環境に最適な形で導入できます。 そして、FlexiCaptureの構成は、オンプレミス、クラウドのどちらにも対応しています。用途に応じて、いずれかを選択しての導入が可能です。
セキュリティ
ABBYY FlexiCapture Cloudは、クラウドネイティブなセキュリティ機能を備えています。これらは、インフラストラクチャとプラットフォームレイヤーのいずれにも関連しています。この製品は、SOC2 Type 1によって認証されており、TSP Section 100の基準に従って安全性と機密性が設計されています。2017年版の安全性、可用性、プロセスの規範、機密性およびプライバシーのためのTrustサービス原則(2017 Trust Services Criteria for Security, Availability, Processing Integrity, Confidentiality:AICPA)、および Trustサービス原則(Trust Services Criteria)を満たしています。 監査報告書は、PricewaterhouseCoopers Germanyによって作成されました。
統合とAPI
ABBYY FlexiCapture Cloudに搭載されたREST APIを使用して、システム統合を行うことができます。REST API は、文書のアップロードやデータ抽出の結果を外部システムが受け取れるようにサポートします。また、抽出結果に関してのフィードバックを与えることにより、FlexiCaptureに学習させ、各ユーザー独自の検証も可能となります。
業界をリードする技術
AIを用いた段階的な文書仕分け(分類)
自然言語処理(NLP)
継続的学習
分類技術
画像の画質改善&処理
手書きOCR (ICR)
文書自動化の実践
データ収集と抽出に関するよくある質問
データ・キャプチャとは何ですか?
データ・キャプチャを 「インテリジェント 」にする要素は何ですか?
データ・キャプチャソフトを使うメリットは何ですか?
文書の分類はどのように行われるのですか?
データ・キャプチャ・サービスはどのような業界で利用されていますか?
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