ABBYY、インテリジェントオートメーションワークフローの精度を高める開発者向けOCR APIを新しく発表

開発者がビジネス文書から信頼性が高く一貫したデータを抽出する必要性が高まっている問題を解決するために、ABBYYは本日「ABBYY Document AITM」を発表しました。この製品はセルフサービス型のAPI(アプリケーション・プログラミング・インターフェース)として提供されます。ABBYY Document AI APIは、開発者の体験を念頭に置いて構築されており、ユーザーはわずか数行のコードで定型化されていないビジネス文書を定型化された高精度のデータに簡単に変換することができます。さらに、業界をリードする光学式文字認識 (OCR) やインテリジェント文書処理 (IDP) ソリューションを簡単に試用、統合、学習、購入することができます。
OCRの先駆者として、ABBYYには以前から先進的な開発者たちが集まり、私たちの高度なドキュメントAIを使って革新的なソリューションを生み出してきた活気あるコミュニティがあります。
私たちは、最小限のセットアップで使える新しいAPI、豊富なコミュニティリソースへのアクセス、概念実証を構築するための事前学習済みモデルを提供しています。ABBYY Document AI APIは、自動化されたドキュメントワークフローを開発するうえでの大きなステップです。
ABBYYのエンジニアリングR&D担当副社長ニック・ハイアット(Nick Hyatt)氏は述べています
IDC1によると、IDP市場は、2023年の24億ドルから2028年には105億ドルへと成長する見込みで、年平均成長率(CAGR)は34.9%と予測されています。これは、クラウドの導入拡大、AIの進化、そしてドキュメントAIの利用範囲の広がりが主な要因です。
「AI時代において、OCRはまさにルネッサンスを迎えています。開発者は、文書から信頼できるデータを抽出することに苦戦しており、この作業を一般的な大規模言語モデル(LLM)に頼りがちです。しかし、すぐにハルシネーション(AIの幻覚)やデータの不一致、文書処理のエラーといった問題に直面してしまいます。さらに多言語や手書き文字の認識、複雑な文書構造などへの対応が十分ではないという課題も残されています。文書処理に特化し、統合のしやすさ、柔軟性、スケーラビリティ(拡張性)、精度、一貫性を重視した専用ソリューションが求められています」。
IDC エンタープライズコンテンツおよびナレッジマネジメント戦略担当シニアリサーチマネージャー、エイミー・マチャド氏
ABBYY Document AI APIはテクニカルプレビューとして初期提供されており、開発者は事前学習済みモデルを活用して文書からデータを抽出することができ、KYC(顧客確認)や口座開設、通関、請求書処理、経費管理、受発注処理といった複雑な業務プロセスの自動化を一気に前進させることができます。このAPIは、高精度のOCR機能を備えており、文書の論理構造を正確に保持したまま、生成AIや検索拡張生成(RAG)で深いインサイトを引き出すために欠かせない「AIに適したデータ」を提供します。また、強力な言語モデルの学習に必要な堅牢な基盤としても活用できます。
あらゆる種類・形式・言語のビジネス文書を、素早く・正確に・手間なくデータ化できるABBYY Document AI APIや、Python・C#・JavaScript・Java向けの充実したSDK(ソフトウェア開発キット)の詳細、ならびにABBYYのDiscordコミュニティへの参加方法をご覧になりたい方はぜひ、先行アクセスが可能な以下のプレビューリストにご登録ください。
ABBYYについて
ABBYYは、目的を絞り込んだAIでお客様の情報を活用します。当社はイノベーションと経験を組み合わせ、ビジネスクリティカルなドキュメントのデータをリアルタイムで200以上の言語に対応し、インテリジェントな実用的成果に変換します。ABBYY は、フォーチュン500社の多くを含む世界10,000社以上の企業が、顧客体験、オペレーショナル・エクセレンス、競争優位性といった重要な分野で 大きな成果が得られるようなサポートを行っています。ABBYYはテキサス州オースティンに本社を置き、13カ国にオフィスを構えるグローバル企業で、アーセナル女子サッカークラブのオフィシャルインテリジェントオートメーションパートナーを務めています。. 詳細については、www.abbyy.com/ja/company/, LinkedIn, Twitter, Facebook でフォローしてください。
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