ABBYY、開発者向けのAIモデルを構築するAIラボを開設
ABBYYは米国、ハンガリー、インドにAIラボを設立し、インテリジェント文書処理とプロセス自動化のための専用AIの開発を加速させています。イノベーターたちで構成されるチームは、エージェント型AIの発展や開発者に優しいユーザー体験への需要の高まりを活かし、新たな市場機会を切り拓いています。そして、信頼性の高いAIや企業のセキュリティ・コンプライアンスの分野で、業界の基準を再定義する革新的なソリューションを生み出しています。
ABBYYのCTO/CPOであるパトリック・"PJ"・ジェーンの直属の部下としてABBYY AIラボを率いるAI & Computer Vision担当バイスプレジデントのサンジェイ・ニチャニ（Sanjay Nichani）、次のようにコメントしています。「当社独自のデータセット、AIプラットフォーム、モデルの研究開発と深い専門知識を組み合わせることで、コアソリューションを大幅に強化し、隣接するエンタープライズアプリケーションへの拡大を可能にする基盤となる知的財産が生まれます。ABBYYは、OCR、機械学習、コンピュータビジョン、自然言語処理の分野で培った数十年にわたるリーダーシップを基盤にしています。そして、業界での専門知識を活かしながら、AIの革新をさらに発展させているのです。この統合されたアプローチにより、次世代のマルチモーダルモデルが実現し、よりパワフルで一貫性のある結果をもたらしします。それがビジネスプロセスの変革を促すのです」。
IDCは、インテリジェント・プロセス・オートメーション市場（IPA）が20281年までに1020億ドルに達し、OCRとインテリジェント文書処理（IDP）が最も急速に成長するセグメントであると予測しています。ABBYY AIラボが生み出す新たなドキュメントAIやプロセスインテリジェンス技術のソリューションにより、ABBYYはリーダーとしての地位を維持しつつ、2025年の第2・第3四半期に予定されている新ソリューションを武器に、IPA市場で積極的に競争していくことになります。
さらに、SlashDataの最新調査によると、AIを利用する開発者の半数以上（53%）が、サードパーティのAPIやオープンソースのモデルを活用してアプリケーションにAI機能を追加したり、データを使ってAIモデルを作成し、カスタマイズや構築、学習、微調整を行っていることが明らかになりました。 2
「開発者のユーザー体験は、私たちの製品戦略において極めて重要な要素です。サンジャイがAIラボで開発している基盤となる知的財産（IP）と技術は、企業がAIや大規模言語モデル（LLM）を活用し、新しいアプリケーションや機能の導入を加速させる未来の鍵となるものです。私たちのチームは、最新のAPIや開発者向けツールを活用し、次世代のABBYY AIをより使いやすくすることを楽しみにしています」。
ニック・ハイアット（Nick Hyatt）、ABBYYエンジニアリング研究開発部門バイスプレジデント
「多くの顧客から、AIの幻覚や予測不能な動作、ハイコストなモデルの影響で、ROI（投資対効果）の目標を達成できず、期待値を調整せざるを得ないという声をよく聞きます。私たちがAIラボで重視しているのは、予測可能性、コンプライアンス、有効性であり、開発者がドキュメントAIを利用しやすくし、組織に迅速に価値を提供できるようにすることです」。
パトリック・"PJ"・ジェーン、ABBYY最高技術・製品責任者
ABBYYがどのように企業のAI活用を支援し、より高い価値を引き出しているのかについて詳しくお知りになりたい方は、ウィーン、オースティン、ロンドンで開催されるABBYY AIサミット にぜひご登録ください。魅力的なスキルアップを図りたい方は、ABBYYの募集中の役職をご覧ください。
1 IDC、世界のインテリジェント文書処理市場シェア、2023年、2024年/08年
2 SlashData、開発者向け調査「Developer Nation Survey」、2024年10月29日
ABBYYについて
ABBYYは、目的を絞り込んだAIでお客様の情報を活用します。当社はイノベーションと経験を組み合わせ、ビジネスクリティカルなドキュメントのデータをリアルタイムで200以上の言語に対応し、インテリジェントな実用的成果に変換します。ABBYY は、フォーチュン500社の多くを含む世界10,000社以上の企業が、顧客体験、オペレーショナル・エクセレンス、競争優位性といった重要な分野で 大きな成果が得られるようなサポートを行っています。ABBYYはテキサス州オースティンに本社を置き、13カ国にオフィスを構えるグローバル企業で、アーセナル女子サッカークラブのオフィシャルインテリジェントオートメーションパートナーを務めています。. 詳細については、www.abbyy.com/ja/company/, LinkedIn, Twitter, Facebook でフォローしてください。
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