事例紹介 | 輸送およびロジスティクス
ドイツポストDHLグループ、RPAとABBYY IDPを導入することで業務効率を70%向上
ドイツポストは欧州最大の郵便サービスプロバイダーであり、世界有数の物流プロバイダーであるDHLグループに属しています。成長を重視するDHLは、会社のすべての分野でDX化を加速させています。ドイツポストの既存の技術スタックをABBYYと統合することで、効率が向上し、取引コストが削減されました。
シュテファン・ヴェンツェル(Stefan Wenzel)、ドイツポストDHLグループ デジタル化センター VP
チャレンジ
自動化率は約90%にまで至っているものの、ドイツポストDHLは依然として、10%の入金処理が人手による介入を必要としていました。課題は、SAPの修正能力を超えるデータの品質と、異なる形式の振込通知ファイルでした。この最後の10%に対処する成功は、DHLのDXを加速するという使命と一致していました。
ドイツポストDHLは、以下の問題に対して解決策を探していました。
- データ品質の向上
- 多種多様なフォーマットの処理に対応
- 組織のロボティック・プロセス・オートメーション(RPA)との統合
ソリューション
ABBYYのインテリジェント文書処理(IDP)は、RPAが半構造化および非構造化の文書内容を理解し、処理することを可能にします。光学式文字認識(OCR)とIDP技術は、RPAで実行可能な大量の重要データを自動的かつ正確に認識、分類、抽出します。
ABBYY IDPを使用した振込通知処理の自動化により、請求書処理の最終段階における効率が大幅に改善され、取引コストを削減することができました。
ドイツポストは、まだ手作業が多かったプロセスの一部を自動化し、より価値の高い業務にスタッフを配置することができるようになりました。
価値
- 標準化されたグローバル・プロセスによる取引コストの削減
- エンド・ツー・エンドのソリューションにより業務効率が70%向上
- 自然言語処理などのABBYY IDPの機能を活用し、さらなるプロセスを自動化するための基盤を構築