画像のインポートと文書のスキャン
紙メディアから文書を読み込むには、TWAINまたはWIA方式でスキャンするのが一般的でしたが、最近ではスマートフォンやタブレットを使って写真に収める方も増えています。特に外回りの業務が多い企業ではこの傾向が高まっています。
TIFFやJPEG形式での電子アーカイブなど、保存済みの画像は簡単にインポートできます。 さらに、マシンビジョンを使った自動検査など、産業用カメラで撮影した写真も取り込んで処理します。 安全基準の厳しい分野では、ファイルをいったんディスクに保存することなく、直接メモリから読み込むことも可能です。
ABBYY FineReader Engineは、スキャンデータや画像、スクリーンショットのような文書の画像データに加えて、Office専用フォーマットにも対応しておりワードやエクセル、パワーポイントなどのデータを処理でき、さらに多様なタイプのPDFデータの取り扱いも可能です。
文書スキャンAPI
文書スキャンで様々なオプションを備えたABBYY FineReader Engineなら、スキャン工程での可能性が広がります。明るさや色設定、解像度、画像サイズ、両面スキャン、ページごとの一時停止設定など、各スキャンパラメータの指定が可能です。
スキャンAPIの特長
- スキャナ自体の機能など、幅広いスキャン設定の指定が可能
- 使用可能なユーザーインターフェースやスキャナのAPIタイプ(TWAIN、WIA)を条件にスキャナのフィルタリング
- スキャンした画像の圧縮方式を指定可能
- 非同期スキャン機能で、全ページの取り込みが終了する前に認識工程を開
画像のインポート
画像ファイル形式
- Raw
- Bitmap (HBITMAP)
- DIB
PDFインポートのその他の特長
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PDFからテキストレイヤーを抽出
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画像だけのPDFやベクタ形式のPDFの取り込み
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パスワード保護に対応
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PDF/A-3ファイルからXMLなどのデータ形式の抽出が可能
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ブックマークなど、PDFファイルの元のプロパティを維持可能